スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

注目

「マラガの熱い風」

スペイン、アンダルシア地方の主要な港町、マラガで、第21回世界移植者スポーツ大会は開催された。50か国から1500人の参加者が集まり、2017年6月25日から一週間続く、スポーツの祭典が繰り広げられたのだ。

 各国の様子を紹介しよう。大会発祥の地であるイギリスは、100人以上の大所帯だった。中でも水泳チームは、スイミングスクールがまるごとやってきたみたいに試合前練習をしていた。参加人数最大のこの国はメダル数での国別成績でも、一位であった。アメリカは、自国で行われるUSトランスプラントゲームに毎年2000人近く参加するだけあって、イギリスに告ぐ参加者数であった。メダル獲得も2位だった。その他の有力国としては、南アフリカ、ドイツ、オーストラリア、スペインなどが上位を占めた。ヨーロッパの国々の選手数が多いのは地理的に理解できるが、選手団の大きさは、やはり各国の移植医療の受け入れや支援の違いを表しているようにも思えた。他の参加国の選手で、印象に残ったことも沢山ある。イラン女性は、常にヒジャブという布で頭を覆って参加していた。バドミントンで負けた女性が床に伏して泣き崩れ、男性コーチに慰められる姿は、ムスリムの女性は隠されるべき存在のように想像していた僕の考えを、大きく覆すものであった。タイも大きな選手団で来ており、ペタングという金属球を的の近くに投げる競技で、男子女子とも圧倒的な強さを見せていた。お隣の韓国とは、この世界大会を通じてバドミントン選手、具体的には市川奈々枝さんと倉田雄介さんが、韓国での親善試合に出場し、継続的な交流が生まれていた。それゆえ、我らがななえちゃんと倉田くんのバドミントンの試合を彼らが応援してくれるばかりか、個人戦優勝の韓国チーム代表ファンさんはコーチまでしてくれていた。彼らは本大会でも、それぞれ銀と銅のメダルを獲得した。香港からも多くの選手の参加があり、理学療法士まで連れてきていた。

 出場選手は、個人では5種目まで競技にエントリーでき、主に10歳刻みのカテゴリー分けがあり、10代以下ではもっと細かく分かれている競技もあるので、上位を狙うためには、出場選手が少なそうな種目を選ぶという手もある。一方では、出場選手数によっては、男子、女子で分けるだけ、ミックスダブルスはみんな一緒、なんて競技もあった。でも現実には、10代以下や60代以上で世界大会に出…

最新の投稿

大会最終日(7月1日)

陸上競技とバドミントンでメダル獲得(6月30日)

連日の金メダル、年代別世界記録更新(6月29日)

水泳で金メダル&年代別世界記録更新 (6月28日)

メダルラッシュ (6月27日)